二十日午前十時半ごろ、那覇市の那覇空港で、台北発那覇行きの中華航空ボーイング737-800(乗客百五十七人、乗員八人)が着陸した後、駐機場で爆発、炎上した。警察庁などによると、乗員二人が病院に搬送されたが、日本人十九人を含む乗客百五十七人と、日本人一人を含む乗員八人の全員の無事を確認した。那覇消防署によると、二人が病院に搬送されたが、けがの程度などは不明。
那覇空港事務所などによると、中華航空機は午前十時二十七分に着陸。滑走路を走行し駐機場41番スポットに到着した同三十五分に左側エンジンが爆発した。中華航空によると、乗客が脱出した後に左の主翼の下にある第一エンジン部分から出火したという。
同機の到着予定は午前十時四十五分だった。
警察庁は警備課長をトップとする警備連絡室を設置。テロとの情報はないという。
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は担当者四人を現場に派遣する。同省によると、炎上した中華航空機と管制塔の交信の中では、異常の連絡はなかった。
中華航空によると、事故機が那覇空港の駐機場に入った際、整備士が機体から燃料が漏れているのを目視で確認したという。
那覇空港では化学消防車数台が消火活動をし、午前十一時三十七分、鎮火した。
滑走路は閉鎖しておらず、国内線の離着陸は継続している。
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