2007 年6月25日、中国音楽界期待の新星、サー・ディンディン(薩頂頂)が世界デビュー。仏教やモンゴル、チベットなどの大自然をモチーフにした独特の音楽世界と、ビョーク、エニグマ、Deep Forestを思わせる個性的な歌声で、新世代のチャイナ・ポップを担うアーティストとして、中国だけでなく世界の音楽シーンで今、アツイ視線を集めている。
サー・ディンディン(薩頂頂)は、1983年12月27日、北京生まれ。幼いころ、祖母が住む内モンゴルで過ごしたことから、少数民族の音楽やモンゴル人が信仰するチベット仏教に惹かれ、独学でチベット語やサンスクリット語(梵語)を学び、かつて栄華を誇った仏教史跡を訪れるなどして、「仏教文化」への理解を深めたという。
その一方で、北京の音楽学院でポップ・ミュージックの作曲などを専攻、2000年には中国中央テレビ(CCTV)が主催した歌謡コンクールで銀賞を受賞。翌年、当時流行していたテクノサウンドを中心としたデビュー作『Dong Ba La』を発表。このころから、作曲だけでなく歌とパフォーマンスにも興味を持つようになり、当時としては珍しいアーティスト志向の強いスタンスが固まっていたという。
2006年には、映画『ヒマラヤ王子』(2006年12月新宿の中国☆上海映画祭のオープニング作品)で、「聖なる香り」が主題歌に起用され、国内外から注目を集めた。2006年には、グラミー賞授賞式に中国人歌手として初めて招待され、さらにマドンナ、U2、ストーンズのRemixを手がける DJであり、ハリウッド映画音楽界も手がけるポール・オーケンフォールドがコラボレーションを企画するなど、活躍の場を広げているなか、ついに6月25 日、アルバム「アライブ(ALIVE、万物生)」でUNIVERSAL MUSICより世界デビューを果たした。
Sa Ding Ding - Alive (Sanskrit Version)
いいんじゃないでしょうか。