2007年7月29日、香港のテレビ局・CENのインタビュー番組に、ジャッキー・チェンが登場し、かつての米国での苦労話を紹介した。その中で、ジャッキーは「米国ではリスペクトされず、ピエロのように扱われた」として、もう自分からはハリウッドに関わりたくないとまで思ったこともある、と心中を明かした。
こう決心させたのは、米国滞在中に出演した、あるショーがきっかけとなった。ゲストとして招かれたジャッキーは観客席を見てびっくり。みなタトゥーをした大男ばかりだ。しかも司会者はその中から1人の男を招き、「カンフーを教えてもらいましょう」と手合わせを促したのだ。当然、その男はいいところを見せようと、本気で殴りかかってきた。体格では圧倒的に不利だったが、得意のスピードをいかしてどうにかあしらったという。見事なカンフーテクニックは満場の拍手を浴びたが、ジャッキーはその時にハリウッドとの訣別を心に決めた、と打ち明ける。
タイはこちらへ