オリエンタルランドは、東京ディズニーリゾートに10月にオープンした常設劇場「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」で、賞味期限切れのコーラを11月24日と27日に販売していたことを、11月28日に明らかにした。
期限を過ぎていたのは、同シアター内の「フード&ドリンクバー」で販売した300円の「コーラ(カロリーフリー)」。シロップ原液の賞味期限が11月 23日だったことに気付かず、24日に34杯、休演日を挟んだ後の27日にも12杯を販売した。同日の公演終了後の確認作業で期限切れが判明した。
賞味期限を確認するための台帳記入は行っていたが、期限切れを見落としたという。同社では、食の安全に対する従業員の意識の低さが背景にあるとして、定期的な講習会などの啓蒙活動や、管理者の意識を高めるための指導を強化するとしている。
なお同社は、製造者が設定する賞味期限は、食品としておいしく飲食できる期間を表すもので、期限を過ぎても健康への悪影響はないと考えていると説明した。
オリエンタルランドは、11月2―10日にも、複合型商業施設「イクスピアリ」内のレストランで賞味期限切れの鴨肉を使用したことが判明している。同社では、食の安全に関わる事態を短期間に連続して引き起こしたことの責任から、常勤の取締役と執行役員が月額報酬5―10%を1カ月返上する。
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